あらゆる問題を抱えるお子さまと向き合い続けて20年。
ご家庭の壮絶な状況を何度も解決へと導いてきた私たちだからこそ、現場のリアルな声やそこにある真実を語ることができます。
今、この記事を読まれている親御さまは、毎日のように暴言・暴力を振るう我が子に疲れ果て、どうすればこの状況を変えられるのか…と答えを探し求めていらっしゃることと思います。
いつかわかってくれるだろう…いつか落ち着いてくれるはず…というお気持ちで我慢し続けている親御さんも少なくありませんが、
まずは「親御さまが専門家に助けを求める」その行動を起こさない限り、今の状況を変えることはできません。勇気を出してまずはご相談ください。
私たちと一緒に、ご家族が穏やかに過ごせる生活を取り戻しましょう。
目次
家庭内暴力とは
家庭内で起きる暴力のことで、一般的に子供が親に対して暴力をふるうことを指します。
暴力だけでなく暴言や物を壊すといったことも家庭内暴力に含まれます。また、同様に家庭内で起きる暴力であっても、保護者が子どもに暴力をふるう場合を“児童虐待”、配偶者やパートナー間での暴力を“DV”(ドメスティックバイオレンス)と呼ぶという違いがあります。
どんな子供が家庭内暴力をするのか
✓幼い頃から親の言うことをよく聞く手のかからない子
✓頭の回転が速く、勉強もよくできるタイプ
✓プライドが高く執着心が強い
✓家庭外では問題がないように見える
✓自分の意見が言えずに我慢をしてしまう
✓積極的に人と関わらないので友人が少ない
✓なんでも人や環境のせいにする他責思考
上記のようなお子さまの多くは、「過干渉・過保護に育てられてきた」又は「厳しく・威圧的に育てられてきた」このような傾向がございます。
親御さまからすると子供への愛情のつもりで、子供が困らないように…失敗しないように…と支えてこられたことでしょう。
大切に育ててきたのに、なぜ暴力や暴言などの仕打ちを受けなければならないのか。
ずっと良い子だったのに急変してしまった…。と、お子さまの行動が理解できない親御さまも多くいらっしゃいます。
これこそが大きな問題点となります。
過干渉・過保護・厳しく威圧的な子育てや考え方が、お子さまに大きなストレスを与え、自分の気持ちを抑え込んでしまう子にしていた。ということを理解する必要がございます。
幼い頃から親の言う通りに生きてきてしまったお子さまは、自分で決めること、自分の意志を伝えることに慣れていません。
そのため、嫌なことや納得のいかないことが起きたときでも我慢をしてしまい、怒りや不満をため込んでしまいます。
その積もりに積もった怒りや不満が爆発し、家庭内暴力や暴言という形で表現されます。
また、その長い間我慢してきた感情で心が病んでしまっているお子さまも多く、家庭内暴力として現れたときにはすでに、精神疾患・うつ病などが併発していることも多いのが現状です。
家庭内暴力に発展するきっかけ
先程、お子さまの積もりに積もった怒りや不満が爆発することで家庭内暴力に発展するとお伝えしましたが、そのはじまりのきっかけとしてよく見られるのが
「人生における何らかの挫折を経験した時」です。
・コミュニケーションがうまくとれず、学校でいじめにあった
・希望していた学校に進学できなかった又は受験に失敗した
・恋愛がうまくいかなかった
・就職先で上司からパワハラを受けた
・結婚生活がうまくいかず離婚した
などがよくある人生の挫折としてあげられます。
このような精神的負担が重くのしかかったことをきっかけに、これまで我慢していた感情がコントロールできなくなり、大爆発を起こしてしまいます。
挫折や失敗を乗り越えることができないのも、過干渉・過保護・厳しく威圧的に育てられてきた環境が関係しています。
子供は本来、家庭や学校・友人との関係性の中で小さな失敗を繰り返し、その都度自分を振り返ったり、人の気持ちを考えたり、反省して解決策を見出しながら失敗を乗り越える経験を重ねていきます。
しかし、幼い頃から困らないように…失敗しないように…と守られて育ってきた子供は、この失敗体験がないため乗り越える術を持ち合わせていません。
それなのに、ある程度の年齢に達したとたん、親からは「もう〇〇歳なんだから自分でしなさい」「いつまでも親に頼るな」と突き放されてしまいます。
そうなった時、お子さまは誰に頼ればよいのでしょうか?
家庭内暴力をする子供の心理
幼い頃から良い子でいるためにたくさんの我慢をしてきた子供たち。
お父さん・お母さんに褒められたくて認められたくて努力してきたのに、気がづけば、親子のコミュニケーションの希薄さ・学校や社会での生きづらさ・他人との関係性…色々なことがうまくいっていない自分に気が付きます。
それと同時に自らの将来への不安や焦りを感じ、どんどん負の感情が大きくなっていきます。
そこでのお子さまの心理は
「親の言う通りにしてきたら酷い人生になった」
「自分の気持ちを聞いてくれなかった」
「自分がこうなったのは親のせいだ」
「時間を返せ・償え」
「今度は親が苦しむ番だ」
「こんな自分にしたのだから責任をとれ」
などという思いが日増しに強くなり、親への恨み・つらみが蓄積されていきます。
そんな中、うまく自分の気持ちを言葉で伝えることができないお子さまは、怒りの解消の仕方やぶつけ方がわからないため、暴言や暴力として現れてしまうのです。
親が絶対にやってはいけない3つの対応
①反論する
②無視をする
②言いなりになる
え?じゃぁどうすればいいの??
と思われた方が多いのではないでしょうか。
結論を申し上げます。
今のお子さまの状態に対して親御さまがどう対応されたとしても、お子さまには響きません。
そしてすべてに対して反抗し、歯向かってくるでしょう。
家庭内暴力を解決する3つの方法
①1日も早く第三者(専門家)に相談をする
②親と子の距離をとる
③お子さまの環境を変える
この3つを的確に行うことで、家庭内暴力は間違いなく解決へと進み出します!が、②と③を親御さまのみでされることは大変危険ですのでおすすめできません。
①~③を的確に行うことが出来なければ、現状を悪化させてしまう可能性が大きいからです。
だからこそ、①の相談先が重要なポイントになってまいります。
現在のネット社会で多くの情報が飛び交う中、情報収集は以前よりもずっと簡単になりましたが、目的に合致した有用な情報を得ることは大変難しくなっております。
弊社では、最初のご相談(お電話・メール・LINE)が無料はもちろんのこと
その後、専門スタッフと親御さまとの面談も無料となっております。
そしてその面談はオンラインではなく「直接お会いしてお話をすること」に重きを置いております。
それは親御さまに私たちが信頼のおける専門家だと確信して頂くためです。
ぜひご自身の目でお確かめになってください。
家庭内暴力の専門相談機関
私たちにしかできないサポートにスタッフ一同自信を持っています。 詳しいサポート内容はジーサポート公式サイトをご覧ください。
その他・家庭内暴力について相談できる公的機関
児童相談所
18歳未満のお子さまの福祉や健全育成に関する家庭からの相談に応じている専門機関で、都道府県に設置されています。非行相談や不登校、家庭内暴力など、子供の問題行動についての相談を受け付けています。
精神保健福祉センター
都道府県に設置されている専門機関です。心の問題、精神医療に関わる問題を扱っています。医療につなげる判断もしてくれますので、家庭内暴力の背景に、精神障害や発達障害の可能性が少しでもあると感じる場合には、まずは精神保健福祉センターに相談してみましょう。
警察署(生活安全課)
生活安全課には、「少年補導専門官」や「少年補導員」(都道府県によって名称は異なる)といった、少年の心理や少年法の知識を専門的に有した警察職員が所属しています。少年補導専門官らは、社会内にいる子供に対して継続的な指導をしてくれたり、親の相談に乗ってくれたりします。
法務少年支援センター
法務省管轄の機関で、主に県庁所在地にある少年鑑別所に併設されています。
少年鑑別所の心理技官や法務教官が子供の問題行動についての相談に応じてくれます。